第十回


おっす!
オラ、金と女が大好きな、ウスノロsheenya!

残暑に負けず生きてまぁす。
元気でゴメンナサイ。

みなさんは枯れ井戸のぞいてますか?

何が見えました?
オバケ見えました?

アタシは、先日久留米で買った万華鏡をのぞいて、乙女心をガリガリさせてます。
ガァリガァリィ君っ。


しっかし久留米の女はカワイイね。
女と書いてヒトとよんでね。

サラッとした感じの女が多いね。
ウザくない。

いちご姫、デートしてくれ。
また六角堂のサテライトスタジオ行くからさぁ。

そんなことより、

今日はLOTの彼等との出会いを話すよ。

LOTになる前から一緒の
アダルト組ふたりとの出会いね。

十年前、
ボクはその当時、グラムロッカーだった。
気分は。

格好も派手で、女モノの服をよく着てた。

あ、普通におんなって読んでね。

で、彼等と出会ったその日は、
頭は逆毛で、黒のピッチピチのパンツに足元は三段コンバース。
真っ赤なセーラー服を着て、腰にはドクロのスカーフ巻いていた。

ただの変態だった。
どう見ても。


ボクは当時ベースを弾いていた。

とあるバンドがベースを探してて、

そこでベースを弾くことになった。
ベースが抜けるから頼むって。

ガンバってたバンドからの誘いだったから、嬉しかった。

次の週、その誘ってくれたバンドのライブがあるってんで、見に行ったんだ。雨の日だった。

ドシャブリの中、黒崎マーカスに行ったよ。

そこで見つけてしまった。
スーパーギタリストをね。

対バンのギターだった。

初めて見るスタイルだった。
オシャレなカッコした奴だった。

それなのにヘビメタで、速弾きまでしてた。

マジでぶっ飛んだよ。

エネルギーが溢れてた。


陳腐に言うとオーラが出てた。

見た目じゃなくて、音からオーラが出てた。

あと眼にスゴく力があった。

次の瞬間にはすでに、
「コイツとバンド組まなきゃ」って思ってた。

自分が今度入るバンドなんて、どぉでもよくなってた。

そして、ライブが終ったとき、
名前も知らないそのギタリストに声をかけた。

「アンタうまいな、一緒組もうぜ。」って。

そしたら、何だこのチビは?って顔して、
「無理、ベースいるし」って。

ボクはナゼだか、この男を逃したら一生後悔するってカンジがしたんだ。


そして返した。

「ベースをクビにしてオレを入れろよ」って。

やっぱり「無理だよ」って。

そんなやりとりしてたら友達のDmCが来て。

「しんや、紹介するよ、」って、このギタリストを紹介してくれた。

DmCは大学の同級生で、このスーパーギタリストのバンドを見に来ていたのだった。

DmCはこのギタリストと友達で、いつかボクに紹介しようと思ってたそうだ。

「同じ大学やけねぇ。
同級ったい。」と言い放ち、DmCとギタリストはお姉チャンに囲まれ、飲み屋街へ消えて行った。

ボクはドシャブリの中、

今度加入する予定のバンドにあいさつもせず帰った。

家に帰っても、なんとかあのギタリストと組まねば、と。
アイツしかいない、と。

女を抱きながらも、
アイツしかいない、と。

そうこう考えながら一週間がたち、学校へ行くと、
食堂でそのギタリストにばったり出くわしたのだった。

ボクは野球のユニフォームをはおり、やぶれかぶれの501を履いていた。

長いので次回へつづく。




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