第十一回


やぁ!みんな元気かい?
ボクは今日もクズ人生をハリキッテ歩いてます。

目障りでゴメンナチャイ、調子ノリsheenyaです。

今回は前回の続き、出会い編で。

前回は学食でtylerとバッタリ、ってとこまで書いてたな。

それでは早速、VCRスタート!
ウソ、てれてれシンプルテキストでどうぞ!



ボクは大学には殆んど行ってなくて、授業は勿論、体育もギリギリな感じな奴だった。

その日はサウンド&レコーディングマガジンの発売日だったから学校に行っていた。


ナゼかこの大学にはサンレコが売っていた。

そして久しぶりに行った大学で彼にバッタリと出会ってしまった。

相変わらず洒落た奴で、立派なモミアゲを誇らし毛に、
もとい、誇らしげに歩いていた。

とりあえず、何学部か?何組か?国はどこか?

と普通の質問をなげかけた。

彼は全ての質問に流暢な日本語で答えた。

残念ながら日本人だった。

あの風体、あのファッション、あの空気感。

ボクは日本人じゃないと思ってた。

日本人であってほしくなかった。

ステージを降りてもカッコいい奴だった。



彼は沖縄県出身だった。

ボクはムーンビーチの涼やかな夜を思い出しながら会話をしてると、
彼は、本島ではなく、宮古島だと言った。

その一言には彼の誇りが見え隠れしていた。


ひとしきりの会話を終えたとき、
性懲りもなく
「だからベースを首にしてオレを入れろっての」と言ってみた。

答えはノーだった。

彼はそのベーシストに絶大なる信用をおいており、
その結束たるや、鋼のゴトシ。

まさにヘビィメタルな関係を誇っていた。

そして、何を隠そう、
このときのベーシスト、


現LOTのリーダーでありベースのfuyukiである。

あろうことかボクは、
このスーパーベーシストを亡きモノにしようとしていたのであった。

恐ろしいオトコだ。
無謀な奴だ。
アホなウンコちゃんだ。

しかし、当時のボクは、自分はベーシストであると、
ボクからベースを取ったら何もないと。

そんな気持ちでやっていた。
だから本気でベースを首にしろと訴えていた。


そしてこの日、そのままtylerの家に押し掛けた。

ボクは何としてもこのオトコと組まねばならなかった。

理由はない。理由はわからない。


でもこのオトコとバンドを組む必要があった。

このオトコを逃しちゃいけないってことはわかっていた。

そして自分のベースの力量がそんなにないこともわかっていた。


そういえば声があった。

ハイトーンがあった。

「オレ、歌も唄えるぜ」

人間そんなもんである。

この瞬間、ボクのベーシスト人生は幕を閉じた。

長いのでまた次回。
次回、出会い編完結。







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