第二十一回


でし!


および、
ぼいっす!

一応あいさつだから。

受け取っといて。

そんなこんなで、
非情なまでの冷たさも、優しさの極みだと、
揺るぎない信念を胸に、今日も冷血sheenyaです。

アタクシ、
ライブ後よく言われるのが、

「今日もヤル気ゼロでしたね」

という、
とてもさみしい一言でして。

人生は手抜きのオンパレードですが、

こと音楽に関しては、
マジでして。

ヤル気ないなど誤解だピョン。

というか、
マジ本気。

その日ある力、
チャンとだしてるから。

そう思ってて。

例え、
手抜きに見えようとも。

例え、
大波荒れるとも。

マジ本気だから。

とは言っても、
たしかに昔、

お客さんの入りが悪かったり、
箱、
いわゆるライブハウスがショボかったり、

そんな時、
なんとなぁく、

力が出ないヨォ〜。

なんてこともあった。

そんときよ、
ゴメン。

でもね、今は違うから。

マジ本気なの。

ある日ね、
気付いたの。

ふと、
気付いたの。

ステージからフロアを見ると、

何人もを相手にしてるような気になるんだよ、
実際。

今日は、何人だ?
今日は、30人、
今日は、400人、
今日は、100人って。

それが、
人のひとかたまりって単位で見えてたの。

大きなかたまりだったり、小さなかたまりだったり。

で、そこから向かってくるエネルギーだけ見てた。

今日はイイなとか、
ダメだこりゃとか。

ズルいよな?

そんとき、
ほんとゴメン。

でね、
いつからか一々言わないけど、
お客さん一人だけ意識して見た日があったの。

そしたら、
気付いちゃったんだよ。

音楽が一対一だってことに。

お客さんは、
LOTっていう一人を見てるんだよね。

オレは誰に向かって唄ってるかって、

その一人に向かって唄ってるんだよね。

たまたま、
そこにいた人数が多かったり、少なかったりなだけで。

ボクとキミの、
一人対一人の、
話しなんだよね。

ライブにしても音源にしても。

それに気付いてからは、マジ本気なんだ。

気付くのに十年以上かかっちゃったけど。

今は、
いつでも真剣だよ。

そう見えないんだろうけど。
誤解しないで欲しい。

お客さんの数が多い日ってのは、フロアからのエネルギーが、
ステージに跳ね返ってるんだよ。

人が多いから、
いつもより力が出たとかじゃないんだ。

お客さんのエネルギーなんだよ。

ステージはいつも最大限の力でやってるから。

お客さんが、一人であっても、千人であっても。

何かが変わるなんてことは有り得ないから。

いつでも、
LOTを聴いてくれる人の為に唄うから。

いつも、
真剣だから。

他のことはどう思われててもイイけど、
そこんとこだけは誤解しないでいて欲しい。

ステージはいつも真剣だから。

いつもキミの為に唄うから。




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